汚部屋の掃除

汚部屋を掃除している記録

33日目(1時間)

 私が子供の頃、酒など飲んでいなくても、ゲームセンターのゲームを遊ぶことで酔うことができた。薄暗い店内、タバコの臭気、轟音ともいえる電子音、飛び交う怒声、
徐々に少なくなっていく財布の金、限られたプレイ回数、カツアゲされるかもしれない恐怖、それらの雰囲気をまとめて、『ゲームに酔う』と表現したい。

 ゲーセンのゲームを家庭で遊ぶ際、ゲームの酔いがさめてしてしまうことがある。
人によって差はあるだろうが、私の場合は、遊ぶゲーム基板を入れ替える際、酔いがさめてしまうらしい。
 ゲームの入れ替えは家庭用ゲームで普通にあることだが、ゲームセンターでそのような事は当時なかったはずだし、業務用ゲーム基板は乱暴に扱うとすぐ壊れてしまうので、入れ替えを慎重に取り扱いをせざるを得ず、そのこともゲーム酔いがさめてしまう原因であった。

 ゲーム筐体が1台だけではゲームに酔えない。私がゲームに酔うためには、複数の筐体が必要なのだ。
 たまたま所有していた、世間ではレアと判断されているらしい多くのゲーム基板を売却し、複数のテーブル筐体を購入するための資金は調達できた。

 しかし、一番の問題は、先着限定の筐体を複数購入してしまうと、転売屋と勘違いされてしまい、購入を断られてしまう事だ。
(1台40万円越えのゲームを、複数購入する転売屋もあまりいないとは思うが・・・)

https://www.beep-shop.com/ec/products/detail/32809
【受注生産品】レトロ型テーブル筐体 「TAKUYAタクヤ」1レバー仕様 ※先着10名特典付き ¥ 405,625 税込

 購入するTAKUYAは先着特典が10台限定。できれば、先着特典がない量産機は購入したくない‥‥。だが、限定の先着特典を複数購入してしまうと、転売屋と誤認されてお断りされてしまうかもしれない・・・。
よって、あらかじめ、Beep様に複数購入してよいかお伺いのメールを送ることにした。

 いただいた回答は、特に問題ないという雰囲気であった。
よって、売却して調達した資金を全て投入してTAKUYAの購入をすることにした。
4/11の0時、Takuya10名先着特典の予約が開始された。
その晩も業務多忙で帰宅が遅くなったが、気力を振り絞って販売開始に立ち向かう。

 そして、僅か7分で、先着特典のTakuyaは完売となった。
かろうじて、私の必要最低数は確保できたことが幸いであった。

所要時間 1時間(累計 152時間)